あんずとふうろの気ままな日々

尻尾付のWコーギー「ふうろ」と飼い主「あんず」のマイペース不定期更新blogです。

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2006/09/08 [Fri]

トラ、さくら、ラン・・・

姉と土曜日どこに出かけるか相談していた時、寒風山に行ってみたいね~と言う話が出て思い出したこと。

ふうろを飼う前、うちには白い秋田犬「さくら」とその子供(雑種)のランがいた。更にその前に飼われていたのがトラ毛の秋田犬「トラ」だった。

トラは本当に無邪気で秋田犬の雄らしからぬ控えめで穏やかな優しい心の持ち主だった。でも、トラと過ごした時間はたった1年と少し。随分昔の事で病名は忘れたけど、雑草を食べる事で感染したのだろうと聞いた。
元気でお散歩が大好きだったのに、最期は下半身に力が入らず歩くこともままならない状態だった。
さくらとランが我が家で過ごした時間は、トラとの時間より遥かに遥かに長かったのに、なぜかトラとの思い出の方がとても鮮明に思い出せる。

この時期になると、稲穂が頭を垂れ一面金色のじゅうたんのように見える。風になびくそのじゅうたんの上に乗りたかったらしいトラが田んぼに飛び込み、稲穂を掻き分けて目をまん丸にして戻ってきた顔を思い出す。
冬になり、氷を張った水溜りの上を歩かせた時滑って背中から落ちた事。面白くて大笑いして、もう一度と歩かせようとしても頑として動かなかった事。その後凍ってない水溜りも避けて通るようになった事。

ドッグフードをわざと少し残し、雀が数羽ふやけたフードを食べに来るのを寝ながら横目でチラと見ていた事もあった。
海に出かけて水着のお姉さんたちにソフトクリームを貰った事や、寒風山までドライブに行った事。
大人4人+トラ、定員オーバー気味に乗った車の中でソワソワ落ち着きがなく外ばかり見て、トイレしたそうな雰囲気に「早く早く車止めてーー!」と大騒ぎした事もあった。
どの時もトラはとても無邪気で愛想も良く、吠えることもせずとにかく人間が大好きだった。写真は一枚も残ってないけど、心の中にちゃんとトラはいる。



思えば、さくらとランはどこにも連れて行ってあげれなかった。
最初我が家に来た推定3歳のさくらが、家族に慣れずいつも少し離れた場所にいたということも理由のひとつかもしれない。でも今思えば、さくらは私たち家族という群れに入れず寂しかったのかもしれない。
ランと兄弟たちが生まれて、自分が入れる群れが出来たから、さくらは穏やかな本来の顔を取り戻せたのかもしれない。
だから、最期の闘病生活にガン細胞を傷つけないようにと屋内で飼うようになった時、群れから離されて落ち着かずいつも隅っこで小さくなっていたのかもしれない。
闘病生活の中、いつもは別々に散歩に行くけどたまにランと一緒に散歩に出る事があった。そんな時、いつもは項垂れてトボトボ歩くさくらが、若い頃のように軽やかな足取りでとても可愛らしい笑顔で歩いていたことを思い出す。ランという、自分の群れのメンバーと共に散歩出来る事がどれだけ嬉しかったのか。

ガンを保護し、死期を早めないように注意していたあの闘病生活はさくらにとって幸せだったんだろうか。
そして、さくらにばかり目を向けていたため変化に気づけずさくらの死後2ヶ月で後を追うように逝ってしまったランも、幸せだったんだろうか。

トラの最期の顔は、本当に安らかで幸せそうな顔をしていたと覚えている。
さくらとランには後悔ばかりあって、最期の顔を正常なフィルターをとおして見ることが出来なかったかもしれない。本当に幸せな顔だっただろうか。
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この記事へのコメント

寅さん

トラさんの話読んでて感動してしまった。 写真ないって言われるとよけい見てみたいような。 小さな頃親戚の犬を預かったことはあるけど、ちゃんと飼ったことはなかったからまだ死というものを人間以外では体験していないのでその時が来るのが恐いような.... 5歳だからまだ10年は生きてほしいけど最近子供の頃の無邪気さがなくなったのがちょっと気がかり。 そのかわり6匹も子犬を授けてくれたから感謝しています。 こちらも豪雪地帯なのでもう稲刈りをしている農家もありました。
 関係ないですが昔葛飾に住んでてよく柴又に行ったな~。

Dollyさん

私もトラが初めての死でした。
その時はトラも私も若すぎたというのもあって全然実感も湧かず、また目開けるんでしょ?キラキラの笑顔見せてくれるんでしょ?と思ってた記憶があります。

さくらの時は本当に、獣医に余命半年と言われて死ぬ前からずっと実感していたから、霊園に行ってから帰るまでずっと泣いていました。姉も母も私も。
ランの時は、私以外世話する人がいなかったのに、私がちゃんと見てやれなかったから・・・そんな後悔ばかりでやっぱり泣いてしまいました。

最近は左のメニューにもリンク貼ってるけど「虹の橋」という詩を元にしたDVDを流したりします。これがとてもとても泣ける詩なので、読んだことなかったらぜひ読んでみてください。
元秋田犬飼いとしては「どうしてなの・・・?」もとても泣けます。

トラさんの病気はパルボだよ。
犬飼いなら誰もが知ってる、致死率9割の恐ろしい病気。
でも一度は持ち直したのにね・・・あの時ちゃんとワクチン打ってたら・・もっとちゃんと見てやれてたら・・再発したときにすぐに気づいて病院に連れて行ってたら・・・
後悔ばかりだよね。
そしてあの時はまだ学生で気づけなかったけど。
1日5000円かかる治療費を毎日毎日・・愚痴も言わずに1ヶ月も払い続けてくれた母に感謝だよね。
トラさんのことあんまり好きじゃなかったのに学校休めない私たちに代わって埋葬にも行ってくれたし・・・
葬儀代も安くないのにちゃんと個別葬にしてくれたし・・・
母親って凄いね。自分のことなんて二の次三の次で私たちのこと考えてくれてるんだもんね。
一生かなわない気がするよ。

本当に・・・

母は偉大だな。
もし自分が親になってそんな状況になっても、どんなに犬好きでもお金がないのはどうしようもないとくじけてしまいそう。
それなのに母は犬なんてホントは嫌いなんだって言ってるのに、すごくすごく面倒見てくれてた。私たちがついていけない時1人で病院までトラを連れて行ってくれたこともあったし。
母の強さも自分の弱さも、当時は全然気づけなかった。
本当に、あの子たちはいろんなことを、とても大事なことを命がけで教えてくれたんだなって思う。

親とは・・・・

私も似たような経験があります。
私の小さい頃ですから~かなり大昔なんですが、貰ってきた子猫が死んでしまって、泣きじゃくっていると・・・・父がお寺へ連れて行ってくれて、ありがたいお経を読んでもらい卒塔婆(そとば){お墓に立てる板}も書いてもらいました。

今、思えば・・・ペット葬儀など一般的でなかった時代に、よく連れて行ってくれたな・・・・と、ただただ感謝です。
御布施も安くなかっただろうし・・・
同じくウチも、父が猫を可愛がっていた訳でもなく(むしろ逆)・・・、親とは、本当に偉大でありがたいものですね。

P.S. ニューカメラ、腕がなりますね~^^

akasatanaさん

気づかなくてすみません・・・。

ペット霊園とかじゃなくて、普通のお寺に行かれたんですか?それは本当にすごいですね。うちならさすがにそこまではしなかったかもしれません・・・。
特に父は・・・。^^;

本当に、親ってすごいですね。こんな姿を知ってしまうと、尚更私には親になる資格はないなと感じてしまいます。

ニューカメラは今、不具合のようなものが出てー、メーカーサポートとメールで一揉め中。(笑)
使えるので問題ないかもだけど・・・。

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わんわんプロフィール

ふうろ

Author:ふうろ
FUURO OF TANGERINE DREAM JP

住処:秋田県
特技:「食べたい子手上げて!」
特徴:尻尾付き、額の「起動スイッチ」

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